デザインと聞くと「色や形を作る」スタイリングのことと考える人は今でも多いようです。全くの間違いという訳ではありませんしデザインを生業にしている人でなければそれでもいいのですが、もしWebデザイナーがそう考えてるとするとちょっと（かなり？）問題です。

デザインという言葉の定義や語源などは様々あると思いますが、自分の中で一番腹に落ちたのは奥山清行さんのインタビューで語られていた「自分たちの生活を良くしたいと思ってする創意工夫」という言葉です。そこから私自身の中で「デザインするとは何か？」と再定義し納得する答えを得ました。それが

課題を解決するためにする創意工夫

です。
ここで言う「課題」とは問題という意味ではなく「こうなればもっと便利なのに」や「利用者にこう感じてもらいたい」「このサービスを便利に利用してもらいたい」など、願望であったりテーマのことです。それを実現するためにはどのようなサービスフロー、製品などが必要なのかを試行錯誤して実装していくことがデザインであると考えています。

では、Webデザインとは何なのか？それはWebサービスを便利に問題なく利用していただく、齟齬なく情報を伝えるための画面設計であり、そのためにUX/UIデザイン、情報アーキテクチャという考え方があるのですが、それはまた後日書きたいと思います。